「ブッタとシッタカブッタ」

読もう読もうと思って積読になってしまっている本は数知れず。

読めば良いのに、読んだことの無い興味のある本の紹介を受けると、次から次へと手に取ってしまい、後回しにされる数知れない本達がいるのだ。

その中から、ちょっとした隙間時間に掘り起こす本。

しかし、その時に眼にした本で描かれていた内容が、今の私にとってタイミングの良い啓示と想えるから不思議だ。

その時ピッタリのタイミングで、必要があって出会うのだと教わっているが、本との出会いも同じかも知れない。

最近、そのことを直感的に感じた本が、小泉吉宏さん「ブッタとシッタカブッタ2 そのまんまでいいよ」

その中で、啓示と想えた内容は4コマ漫画で、タイトルは「たくてる」

シッタカブッダのセリフ
1コマ 「好かれたいんだよ」
2コマ 「ボクのことにして大事にしてほしい!友だちだろう?!」
3コマ シッタカブッタの頭の上を一匹の魚が飛んでいく
4コマ  海に囲まれた小さな孤島にいるシッタカブッダ
「ひとりになってわかったんだ…自分の気持ちを満足させるいつも誰かをたよっていたんだな…」

見開きの隣のページには、海に囲まれた小さな孤島に、1人座っているシッタカブッダの描かれている。その絵の下に

「ひとりでも楽しめる ひとりをたのしむ」

隙間時間に読むには、とっておきのお薦めマンガだ。もちろん、時間がある時に、じっくりと味わって読むのにも推しである。

しかし、本との出会いは、素敵な物語を紡ぎだす。人との出会いも同じだと思う。そう思えることが嬉しい。

 「答えは、ボクにある」