認定NPO法人「テラ・ルネッサンス」の創設者そして理事である鬼丸昌也さんがFBで紹介してくれたので、早速注文し、速攻で読んでみた。
経営者やリーダーの関連本は、今の世の中には無数にある。SNSでの情報発信で、何時でも、何処にいても、世界中の情報が手元に入る時代だ。多くの情報に囲まれている今、私は、情報選択のリテラシー(能力)が大事であると考えている。
私の情報選択の基準は簡単だ。その情報を、例えば、「本」の情報であれば、その情報を発信している人は、「誰」なのかを基準にしている。その「誰」を選択する基準は「信頼」の一言に尽きる。そう、この人の「言っていることと行いは、私が信じることに値する」ということなのである。
帯に書いてある通り、「具体的で、すぐにできる事例が満載」である。
また、「人的資本経営が会社を活性化させる」の名のもと、半径5メートル以内を変えれば「世界」が変わると明示され、相手がではなく自分自身が変わることの大切さの筋道を、キチンと理論的に説明されているのが良いと思う。
いつもの通り書き出すと切が無いので一点だけ学びになったのことを述べれば、紙面での事例紹介では、QRコードで案内する方式だ。
私には、Youtubeがまだない頃、活字媒体と映像媒体との融合性と広報のあり方を研究していた時代があった。チラシにアクセスコードを印刷し、映像サーバにつなげる方法だ。今で言えば、サイトやFB、リーフレットにQRコードを張り付けて、さまざまな情報に導く・辿り着く方法である。
そこには、情報の奥行と拡散性と携帯性がある。そして、違った媒体の連動性や選択制もある。当時は、アイデアはあっても、ソフトも含めていちからの開発で、関わってくれた業者には、そうとう苦労させたと思う。結局、アイデアの妥協性を求められた時点で、その作業は中止とした。
「何も無いから面白い」。そこに、「知恵が智慧」になるポイントがあると思うのだ。そのことを思う存分味わった思い出が、ページをめくった瞬間に蘇ってきた。
最後に、私が感動した角田さんの2つの言葉を紹介したい。
「世界を変える力があなたにはある!」
「人財育成とは未来を変えること」
ありふれた言葉にこそ、真実があるのだと私は想っている。