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仕事上の管理職の任が解かれたとき、ずっと願っていた「カンセリング」の勉強に飛びこんだ。動機は、知らない世界を覗いてみたいだけである。フロイトやユングには、興味があった。でも、どうも、その世界は、おどろおどろしい感じがしていて、、もっと、明るい感じがするものを欲しかったのかもしれない。そのカンセリング講座は、「カール・ロジャース」を学びを基本としていた。そこで紹介されたこの本は、僕が求めていたのには、ぴったりだった。
「カール・ロジャース」が求めたものは、クライアントの「病理の診察」ではなく、「復活・再生の支援」であると、当時、自分は捉えた。その後、カウンセリングの勉強を通して、さまざまなことを学んだ。基本的な私の在り方は変わらないが、ひとつだけ変わったのがある。私がクライアントの「復活・再生の支援者」なのではなく、クライアントが、実は、私の「復活・再生の支援者」なのだ、という意識が芽生えたことである。